自己実現に欠かせない、自己暗示の力

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堂安律選手の同点ゴールに感動。彼の自己暗示力はすごい!

こんにちは。内的世界の案内人の宇野豪佑です。

ワールドカップ2022の日本対ドイツの試合を観ましたか?日本の勝利、本当に素晴らしかった!僕も当日LIVE配信を観ていたのですが、堂安選手の同点ゴールが決まった時、雄叫びをあげてました。強豪国ドイツ相手に前半から苦しい展開が続いている中で、彼が決めたゴールは一気に流れを引き寄せ、浅野選手の逆転弾に繋がりました。

この大一番で冷静にゴールを決めた堂安律さんはどういう選手なのだろうと思い、彼が試合後のインタビューに答えているのを観ていると「僕が決めるという気持ち、俺しかいないという強い気持ちでピッチに入った」「試合前はずっとゴールを決めるイメージトレーニングをしてきたし、周囲にも俺が決めると言ってきた」と話していて、今回のゴールは彼の自己暗示の力が叶えたものだったのだと強く感じました。(ちなみに堂安さんのお兄さんが、「弟から「俺がゴールを決める」と事前に宣言を受けていて、実際に彼が決めたときに驚き感動した!」というインタビュー動画もありました。)

さて僕が提供しているインナージャーニーのセッションでも、実現したい未来のビジョンのイメージの中に誘導し、そこでの鮮明な感情や体感をしっかりと感じてもらうことで、その記憶をいつでも思い出せるようにしていくことがあります。そうすると、実現したい未来を現実で創造していくときに、記憶を思い出すような感覚で実現していくことができるからです。

おそらく堂安選手は何度もイメージトレーニングを繰り返すことで、僕がセッションで提供していることと近いことをされていたのではないかと推測します。つまり、実現したい未来のイメージを感情を伴って体感することができていて、尚且つ「俺が決める」「俺しかいない」という強い言葉で自己暗示をかけていたのだと思います。

彼が自分自身でイメージトレーニングをしていたのか、誰か専属のコーチがいたのかはわかりませんが、実際にゴールを決めることができたのは、彼の才能や努力に加えて、かなり強力な自己暗示力があったからだと思います。彼のゴールには本当に感動しましたし、改めて自己実現における自己暗示力の可能性を感じた瞬間でした。

シンプルだけど強力な自己暗示の方法

さて僕自身もセッションを提供する側として暗示をかけることは多いのですが、堂安選手の話を聞いて、改めて自分自身でも自己暗示力を磨いていきたいなと思いました。そこで!これからしばらく、ヒプノセラピストである僕が自分で自己暗示をかけてみながら、どれぐらい効果があるのか、現実にどのような変化が訪れるのか、ということを実験してみたいと思います。

自己暗示にも様々な方法があると思うので、これからしばらく自己暗示について勉強して改善していきたいとは考えていますが、すでに僕が知っているシンプルで強力な方法をまずはここに書いておきたいと思います。

まずはイメージと暗示について知る

まずイメージについて。

イメージには2種類あります。

一つは記憶のイメージ。これは過去の出来事を思い浮かべるときのイメージですね。もう一つは想像のイメージ。これは過去の記憶の素材から組み合わせて作るイメージです。

例えば年頃の女の子が自分の結婚式をイメージするとき、彼女はこれまでの過去の記憶の中にある結婚式にまつわる様々なイメージを組みわせ、実際に結婚式を体験したときの感覚や感情を感じたり、そこにあるべきものを認知したりしますよね。

想像のイメージを思い浮かべると、その内容が脳の中に視覚的、感覚的な記憶として埋め込まれていきます想像したものが映像・体感として脳に残っていくのです。

さて、次に暗示について。

暗示とは、言葉にした内容が聴覚記憶として脳に植え込まれることです。脳へ植え込まれた記憶は最初は短期記憶として処理されますが、何度も繰り返されると長期記憶となっていきます。

例えばランダムな11桁の数字を覚えるのは大変だけど、自分の携帯電話の番号は覚えてますよね?それは至る所で何度も「思い出す」ことを繰り返しているからです。

自己暗示とは、自分が実現することを言葉にして、何度も繰り返し、長期記憶として残すことで、いつでも簡単に思い出せるようにして、行動に移しやすくするのです。

そしてこのように言葉で理想の状態を肯定文で宣言することをアファメーションとも言います。ここで使う言葉は必ず肯定的で、なるべくシンプルなものがいいです。無意識的に否定的な言葉を使うと、それが現実化する可能性があるので注意しましょう。

イメージと暗示を組み合わせて使うのが自己暗示

堂安選手が「俺が決める。俺しかいない。」と何度も口にして繰り返していたのはまさにアファメーションを使った自己暗示で、彼はそれを聴覚記憶に植え込んでいました。

そしておそらく彼はその言葉と共に自分がゴールを決めているイメージやその時に感じる感情や感覚をありありと詳細に思い描き、自分自身や周囲に対して口にする宣言と併せて思い出していたのだと思います。

このように何度も繰り返して喚起することで、視覚的、感覚的にも記憶が脳に残り、行動に起こしやすくなるので現実化していくのです。

自己暗示トレーニングを実践してみる

自らを実現させたい未来を知る

さて、実際に自己暗示トレーニングをしていこうと思うのですが、まずは自分の中にどのような意思があるのか(実現させたい未来があるのか)を知ることが必要です。

意思のないところに未来はないので、まずは自分自身が何を本当に望んでいるかを知る必要があります。逆に言えば、本当に望んでいないことやあまりにも現実離れしていることは現実させることは難しいと思います。

例えば僕はサッカーが大好きですが、30歳を超えてこれからプロのサッカー選手になりたいと思ってはいないし現時的ではないので、そんな僕がプロのサッカー選手になりたいと自己暗示をかけても現実化しません(笑)

だけども地元のサッカーチームに入ってサッカーの試合に出るという未来であれば実現可能だし、本当にそうしたいと思っていればそれは実現するでしょう。

僕が提供するセッションではクライアントの意思を対話や催眠誘導によって願いや意思を確認していきますが、今回はセルフトレーニングなので一人でできる問いを用意することにしました。

Q. 自分が実現したい未来の状態はどんな状態か?下記のそれぞれの観点から、自分が本当に望んでいることを感じてみてください。

  • 仕事・趣味・お金
  • ライフスタイル・生活習慣
  • 健康
  • 家庭・パートナーシップ

Q.その未来を実現することで、あなたはどんな感情を感じていて、その感情が満たせているのはあなたの中にあるどんなニーズですか?

例えば「好きなことを仕事にして人に喜ばれ、お金も入り、エネルギーが循環している状態」をイメージしたとき、どんな感情を感じているかを見ていきます。

感情としては、嬉しい、誇らしい、安心している、ワクワクしているなど、いろんな感情が浮かんでくるでしょう。
ニーズとしては、貢献したいニーズ、安定したいニーズ、社会的に承認されたいニーズなどを満たせていると思います。

このように自分が実現したい未来の中で、どのような感情を感じ、そしてどのようなニーズを満たせるのかということを想像するとよりイメージが具体的に浮かんでくるのでいいと思います。

Q.自分が実現したい未来はどのぐらい先の未来ですか?またその未来を実現する上で、3ヶ月後はどのように変化していきますか?

長期的な未来のビジョンは大切ですが、一方で短期的なビジョンがあるとそれを実現していくイメージを持ちやすくなると思います。

長期的なビジョンのイメージから、逆算するように3ヶ月後のイメージをしてもいいし、3ヶ月後のイメージから時間を進めて長期的なイメージを見ていくのもいいと思います。

Q.あなたがイメージしている未来を肯定的な言葉だけを使って、シンプルに宣言する文を作りましょう。

すでにイメージはとても具体的に描くことが出来て、視覚や感情を喚起するものになったと思います。次はそれを宣言する文章をシンプルな言葉で作ってみましょう。

否定的な言葉は使わずに、肯定的な言葉を組み合わせて作る必要があります。

堂安選手だったら「俺が必ず決める俺しかいない」でしたし、

受験生だったら、私は全力を出し切り、必ず〇〇に合格する。

お金を得たかったら「私はしっかりとお金を受け取り、〇〇のために使う。」など、

自分なりに最強だと思う暗示文を考えてみましょう。

もし文章を作るのは苦手だなという方や願いを含んでくれる一文が欲しいという方は

私は毎日あらゆる面で、どんどんる良くなっている。

これぐらいシンプルだけど、包括的な宣言文を使うといいと思います。

暗示とイメージを繰り返し、脳裏に焼き付ける

暗示文は考えたし、イメージもしてみたけど、それらを繰り返さ言葉にして声に出したり、イメージを浮かべなければ効果がありません。

おそらく中途半端なまま、実現されることも少ないと思います。未来のビジョンを実現するには、その具体的な方法がわからなくても、暗示とイメージを繰り返し脳裏に焼き付けていくことが大切です。そうすることで行動に起こしやすくなり、方法がわからなくても現実が動いていくからです。

毎朝・毎晩、起きた直後と寝る前に暗示を20回唱えて、イメージを喚起する。

まずはこれを習慣にしてみましょう。

とにかく長期記憶化して潜在意識にまで刷り込んでいくことが大事なので、そのほかにも携帯の待ち受けに暗示文を書いてみたり、家の中の目につくところに貼り付けておくのも効果的だと思います。

僕も3ヶ月、自己暗示のセルフトレーニングの実験をしてみます。

この投稿文を書いているのは2022年11月29日です。

僕自身、今日から2022年2月28日までの間、自己暗示のセルフトレーニングを実験してみたいと思います。

まずは自分自身が本当に何を望んでいるのか。そのイメージを視覚的に掴み、言語化し、暗示の宣言文を書くところからスタートです。

週1回〜2回ぐらいのペースで、セルフトレーニングによる自分自身の変化や気づきなどはこのブログに書き残していきたいと思います。

なんだか新しい旅が始まるみたいで、ちょっとワクワクしています。これはまさに現実の中で進めていくインナージャーニーですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました!!みなさんも是非、旅の扉を開けてみてください!!

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